
こんにちは、にしだしおです。
いつもありがとうございます。
今日は、私がうつ病になったときのお話をしたいと思います。
「私ヤバいかも」って気がつくまで
私が30代半ばだった頃のことです。
その年の6月、ちょうど今頃の時期、私はなんだかいつも疲れていました。
たま~に、体がだるすぎて起き上がれない日があったりして。
でもそのときは、「時間をかけて進めていたちょっと大きなプロジェクトが一段落して、気が緩んだのかな?」と、あまり気にしませんでした。
8月に入って、出勤しようと電車に乗ったら、うっかり降りる駅を乗り過ごしてしまったことがありました。
「おっといけない」と反対の電車に乗ったのに、また目的の駅で降りそびれて、いつまでも職場にたどりつかず。
でもそのときも「決算がやっと終わったところだから、私すごい疲れてるんだな~」と思って、それほど気にしなかったんです。
そのうち、朝ごはんを食べて出かける準備も終わってるのに、急にお腹をこわして動けなくなる日が増えてきました。
お腹がこわれない日は、まったく動けない、布団から起き上がる気力も出ない。
特になんのきっかけもないのに、急に泣きたくなったり、いつも調子が悪くて、よくイライラするようになりました。
そんなことが2カ月くらい続いたんですね。もう、ヘトヘトです。
それでも、私は自分の状態をほとんど気にしませんでした。
すごいですよね(^^;
そして10月初旬。
その日は、仕事の後に友だちと会う約束をしていたのだけど、どうしても疲れ果てていて人に会えるコンディションじゃないなと感じました。
そこで私は、ドタキャンになるけど断ろうと決意して、相手にも納得してもらえるように、自分の現状をメールしたんです。
内容は、こんな感じ。
〇〇ちゃん、今夜の約束なんだけど、キャンセルさせてもらえないかな?
実はここ1~2カ月ほど下痢が続いてて、仕事も午前中行けない日が増えてるの。
今日も会えるの楽しみにしていたんだけど、立っているのがやっとで……。
なので、ちょっと今夜は家でゆっくり休んだ方が良いかなと思ってます。
私の都合で、ホントごめんねぇ~~~(TOT)
また日をあらためて会いましょう♪
実はここ1~2カ月ほど下痢が続いてて、仕事も午前中行けない日が増えてるの。
今日も会えるの楽しみにしていたんだけど、立っているのがやっとで……。
なので、ちょっと今夜は家でゆっくり休んだ方が良いかなと思ってます。
私の都合で、ホントごめんねぇ~~~(TOT)
また日をあらためて会いましょう♪
……こんな内容を、もうちょっと詳しく書いたように覚えています。
メールの文章をつくって、「これで送って大丈夫かな?」と、読み直してみたときに。
え、1カ月以上も下痢が続いてる……私、ヤバくない?
え、午前中は仕事に行けない??……めちゃくちゃヤバくない!?
やー、かなりの衝撃でした。
初めて自分のヤバい現状を、客観的に見つめることができた瞬間だったと思います。
そのメールを友人に送信した後、ものすごく動揺しながら家に帰りましたっけ。
私は今どうもヤバいらしい……ということに気がついてからは、夫や同僚、上司に相談したり、病院を受診したりと、とにかく状況に対処することができました。
思い返せば、私の体はずーーーっと危険信号を発し続けてくれていたのに。
「私ヤバいかも?」と自覚するまでに、なんと4カ月もかかっていたのでした。
自分だけではなかなか気づけない
ところで、みなさん。
私は、まるで自分1人で、自分の状況に気がついたかのように書きましたが。
(主観的には、そんなふうに感じていたんですけどね)
そもそもこの私の状況を、周りの人は誰も気がついていなかったの? って思いませんか?
だって私はいつもイライラして顔色も悪くて、そればかりか、午前中はほとんど出勤できていなかったんですよ。
そりゃあ、誰も気が付かないわけがないですよね。
そうなんです。私が自覚するよりも前に、周りの人たちは実は心配してくれていました。
夫は「そんなにしんどかったら、今日は休んだら?」と毎日のように言ってくれていました。
でも私は「そんなわけにはいかないよ」とムリヤリ出勤していました。
同僚は「しおちゃん、ちょっと働きすぎだよ」と声をかけてくれました。
(午前中に仕事ができない分、毎日残業していたんです)
でも私は「え、私なんてまだまだだよ」なんて、褒められたわけでもないのに謙遜していました。
「私、ちょっとヤバいかも」と自覚した後に、上司に相談しようと声をかけたら、上司は「うん、いいよいいよ!」ってすぐに時間をあけてくれました。
その様子を見て、上司はとっくに私の調子がおかしいと気がついていたんだなと感じました。
こんなふうに、私は周りの人たちから心配されていたわけですが。
私自身は自覚がなかったので、みんなの話がぜんぜん耳に入ってこなかったんですね。
なぜなら、変化は急激に起きるわけじゃなくて、ちょっとずつ変わっていくので、ポジティブにしてもネガティブにしても、変化ってなかなか自分では気がつかないものだったりするからです。
しんどいときは、自分以外の視点を信用してみる
実は、自分の状態をハッキリと自覚するちょうど前日に、私はカウンセリングを受けていました。
そのときに、カウンセラーとこんな会話をしたことを覚えているんです。
私:
「この数カ月は、仕事に行こうとするとお腹を壊しちゃったり、仕事に行きたくなかったりして、めっちゃ困りましたー」
カウンセラー:
「それは大変でしたね。体調のことは、医者に行った方が良いと思いますよ」
私:
「でも、毎日お腹を壊すわけじゃないし、心配はしてないんです」
カウンセラー:
「いや、でも一応行っておいた方が良いですよ」
私:
「でも、大丈夫だと思います!」
「この数カ月は、仕事に行こうとするとお腹を壊しちゃったり、仕事に行きたくなかったりして、めっちゃ困りましたー」
カウンセラー:
「それは大変でしたね。体調のことは、医者に行った方が良いと思いますよ」
私:
「でも、毎日お腹を壊すわけじゃないし、心配はしてないんです」
カウンセラー:
「いや、でも一応行っておいた方が良いですよ」
私:
「でも、大丈夫だと思います!」
人の話をまったく聞いてない感じが、よくわかる会話ですね!
でも結果的には、この会話のおかげで自分の現状を自覚することができた気がします。
カウンセリングの時間が終わって、家に帰りながら、私は電車の中で考えました。
「病院行った方が良い」って言われるくらい、客観的に見たら私はヤバいんだな、と。
それから、「なのに私はなんで『大丈夫です!』って言い張ったんだ?もしかして大丈夫じゃないのかな?」と、さすがに変だなって感じたんですね。
他者(カウンセラー)から客観的に自分を見てもらったことが良かったのだと思います。
繰り返しになりますが、自分がもうギリギリまで来ているときって、本当に自分ではわからないんです。
ちょっとずつ、ちょっとずつバランスが狂っていって崖っぷちまで行くわけですが、本人にしてみたら、少しずつその狂ったバランスに慣れながら進むので、意外と平坦な道を歩いているつもりだったりするのかもしれませんね。
私の場合は、夫や周りの仲間からも心配されていたけれど、その言葉はまったく響かなかったのに、カウンセラーに言われたことは響くなんて。
周りのみんながかわいそうですよね(^^;
でも、「カウンセリング」という自分の心に向き合う場所で、ゆっくりと自分でも気がつかない自分の感情を見つけていく時間をもてたことが、私の気づきにつながった気がします。
で、何を言いたいのかというと。
「だからカウンセリングを受けましょう!」ということではなく(笑)
「自分のことは、なかなか自分では気づけないのかもしれない」ということに意識を向けてみる、ということをオススメしたいんです。
3人くらいから同じようなことを言われたら、自分ではそうは思わなかったとしても、もうそれは「そう見えるのか」と思った方が良いかも。
たとえば、「顔色が悪いよ?」とか「しんどそうだね」「最近いつも疲れてるね」とかね。
「自分のことは、自分ではなかなか気づけない」と思っておくことで、周りの人の言葉が入ってきやすくなるし、自分のしんどさにちゃんと気がついてあげやすくなるんです。
自分のことなのに他人からの指摘で初めて気がつくなんて、なんだか恥辱! 認めたくない! と感じる方もいるかもしれません。
それでも、どうかご自分のプライドよりも、体や心の方を大切にしようと思ってみてくださいね。
このブログが、いまギリギリで倒れそうな方に届きますように。