
こんにちは、にしだしおです。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
カウンセリングサービスが毎日お届けしているブログ「恋と仕事の心理学」の、土曜日のテーマ「イキイキハッピーライフ」に記事を書きました。
「味わう」ということについて、書いてみましたよ。
なんでかというと、先週のカウンセリングで、なんだか1日中ずっと「いま感じている感情を味わってみるのがオススメですよ」って言っていた日があったんです。
4月って、なんだかんだ慌ただしい。
そんなとき、あらためて自分の五感を使って味わう・楽しむことが、心を自分のセンターに戻してくれるんですよね。
私たちはけっこう「過去」や「未来」を生きている
私たち、忙しかったり不安や悩みがあるときって、心は不安な未来や失敗した過去に行ったり来たりして、ぜんぜん「今」「ここ」の現在を生きていない場合があるんです。
たとえば、「彼と別れることになったらどうしよう?」とか「仕事で失敗したらどうしよう?」なんてことがとーっても不安になっちゃうとき。
未来の不安を先取りしてズズーンと落ち込むこと、ありませんか?
そんな未来はまだ起きてないのに。しかも、起きるかどうかもわからないのに!
こんなとき、私たちの心は「未来」を生きています。
または、「彼にあんな態度とらなきゃ良かった!」とか、「こないだの取り引き先との会議、印象悪かったかな……」なんて過去のアレコレがめっちゃ気になることもありますよね。
やっちまったことはもう戻せないのに、いつまでもクヨクヨと「ああしなきゃ良かった」「もっとこうすれば良かった」って考えてしまったりして。
こんなときは、やっぱり「今」ではなくて、私たちは「過去」に迷い込んでるんです。
「今」を取り戻すために
過去のめっちゃ楽しかったことを反芻して楽しんだり、夢が叶った未来の自分を想像して「うわーやばー幸せー!」って感じてるときは、だいたい問題にならないんだけど。
でも、過去や未来について考えたときに、不安とか怖れで心がおおわれてしまう場合。
「今」起きてないことで、「今」の気分が下がっちゃうのって、けっこうもったいないと思いませんか?
そんなときこそ、「味わう」ということを試してみてほしいんです。
たとえば、
1杯のコーヒーを味わって飲んでみる。
ごはんをゆっくりと噛んで食べてみる。
ごはんや飲み物の香りを楽しんでみる。
今いるお部屋の中を、あらためて見渡してみる。
窓を開けて、風を顔で感じてみたり、お日様のあったかさを背中で感じてみる。
座っている椅子や座布団の感触を、お尻で感じてみる。
着ている洋服の質感を、触れている部分で味わってみる。
聞こえてくる音に耳を澄ませてみる。
ストレッチをして、自分の体が伸びているのを感じてみる。
足の裏で、地面の固さを踏みしめてみる。
誰かと一緒にいる嬉しさだったり、居心地の悪さ。
好きなことをしているときの楽しさ。
雨のにおい、タオルのフカフカ、椅子がしっかりと体を支えてくれている、自分がたしかに呼吸している胸の動き、心臓の音……そんな小さなことで良いんです。
たぶん、1分もかからないことばかり。
でも五感を使って味わっているのは、私たちがたしかに「今」「ここ」に生きている実感。
その実感が、私たちを現在に戻してくれます。
そうやって「今」に戻ってきてみると、意外と「今」って平和だったりするんです。
もしも未来や過去には、不安がいっぱいでも。
何度でも、平和な「今」に立ち戻ってみてくださいね。